2024年12月7日 / 最終更新日時 : 2024年12月7日 GS 思い出す人々・周りの人々 サーキットとブルックナー 中学1年のことだから、もう60年近く前のことになる。 ソニーの小型トランジスタラジオで聴いていた音楽が、突然、恐ろしいほど強烈なリズムで、叩きつけるような破壊力をもって鳴り響いた。「鳴り響く」などといった音が出るはずも […]
2024年12月1日 / 最終更新日時 : 2024年12月1日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その3-変ロ長調系統(2) Part 2 ③ K.358(186a)変ロ長調 第3楽章のブッファ調 2曲の4手のためのピアノ・ソナタ、ニ長調と変ロ長調を比較すれば、第3楽章において第1、第2楽章では見られなかった大きな進歩があったことは、一聴すればただちに […]
2024年12月1日 / 最終更新日時 : 2024年12月1日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その3-変ロ長調系統(2) Part 1 3.4手のためのピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.358(186c) ① イタリアの影響とブッファ交響曲 前編で取り上げた管楽器によるディベルティメント 変ロ長調 K.186(159b)、おそらくは第3回イタリア旅行で […]
2024年11月27日 / 最終更新日時 : 2024年11月27日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯十一月 現役時代サンフランシスコに何度か行くことがあったのだが、かの地の気候も相当に変則的なものだ。マーク・トウェインが「私の経験した最も寒い冬はサンフランシスコの夏だ」と言ったとか。私も8月に恐ろしいほど寒い目にあった。また […]
2024年10月30日 / 最終更新日時 : 2024年10月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯十月 十月に入っても、今年の夏は暑さを置き忘れているようだった。数日おきに夏日が戻ってくる。しかしながら、夕方にはどうにか“秋来ぬとさやかに”感じられるようになってきた。 こうなると日本酒の出番である。 日本酒は世界で最も […]
2024年9月30日 / 最終更新日時 : 2024年9月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯九月 秋が短くなったとか、無くなってしまうのではという事を時々聞くようになった。今年の夏は確かに、そう思わせる異常さだった。近年の四季感が変わっているのではないか。私が住む横浜で実感する四季分けである。梅雨も一つの季とせざる […]
2024年9月16日 / 最終更新日時 : 2024年12月1日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その2-変ロ長調系統(1) 2.木管楽器のためのディベルティメント 変ロ長調 K.186(159b) モーツァルトの変ロ長調器楽曲に「ブッファ調」フレーズが出現するのは、木管楽器のためのディベルティメントK.186(159b)を嚆矢とする。同じ編 […]
2024年9月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月16日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その1 1.モーツァルトの「ブッファ調」フレーズとは このメロディに聴き覚えのある人は少なくないだろうと思う。聴いてみていただきたい。 以前テレビで、お笑い芸人がひとり無人島に取り残され、狩りや魚獲りなどで1週間ほど生き抜く […]
2024年8月30日 / 最終更新日時 : 2024年8月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯八月 節気というのは旧暦、新暦に関係ないので、昔もこの時期が立秋のはずだ。昔は果たして本当に秋が来ていたのだろうか。今年も猛暑である。九月まで暑さが続くとの予報も出されている。ひょっとすると、このままもう日本の秋は無くなって […]
2024年7月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月13日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯七月 歳時記的なものを作る人にとって、七月はなかなか難しい月ではないかと思う。二十日あたりまでは梅雨、それ以降はもう八月といっていいような真夏である。風物詩になりそうな趣きのあるものもない。三好達治、大岡信ともに、七月には少 […]