2022年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 GS 演奏会 「えつこの部屋」の思い出 友人のナガミネ君から連絡をもらった。もう十年以上も前のことである。中学時代の同級生「えっちゃん」が音大の教授になって、今は二期会のコレペティをやっている、久しぶりに食事でもしないか? 」久しぶりどころか、中学卒業以来で […]
2022年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 萩原葉子『父・萩原朔太郎』その2 2. 三好達治のこと 「晩年の父」に続き「幼いころの日々」というエッセーが収録されている。さすがに著者の筆は、少女のものではなく、文章家のものに近づいているように思われる。 私はその中で三好達治が登場する、次の場面が大 […]
2022年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 萩原葉子『父・萩原朔太郎』 その1 1. 少女のまなざし 父親を描き出す娘のまなざしは優しくも残酷である。身も心も崩壊寸前だった晩年の詩人の姿は衝撃的なものであった。下手な字ながら上機嫌で「広瀬川白く流れたり」と色紙をしたためる姿。日本的なものへの回帰と […]
2022年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 長野まゆみの『夏帽子』 食べられる石「水晶石榴」、吾亦紅に人魚の鱗を差し込んで火をつければ赤くともる提灯、海水を汲む北斗七星、北極圏で採取した氷河のかけらの中に顕微鏡で観察できる微生物氷河星〔ポーラースター〕、白檜曾に吊るして晒す瑠璃色の電球 […]