今年のバイモソウ
どうも気候の変化が、植物にもいろいろ影響を与えているのかも知れない。一昨年の秋から狂い咲きをしていた海棠が、昨年春に枯れてしまった。また、栽培日記をつけようと思っていたバイモソウも、発芽し成長し始めたのだが、やはり前年同様に、5,6センチに伸びたところで成長を止め、そのまま枯れてしまった。もうバイモソウもだめになったのだろうか。

そう諦めかけていたところ、今年の2月に発芽した。頑張っている。以前よりも、発芽数が増えている。
この2年、成長を止めてしまった原因をいろいろ考えてみたが、どうも日当たりの問らしい。我が家で突然生えてきた時が、コノテガシワの根本で反日蔭だった。バイモソウは半日蔭を好む半陰生植物だと思い込んでいた。ところが、花壇化されてダメになったと思っていた近所の公園のバイモが復活している。完全な日なたである。

調べてみると、日当たりが大切、とある。何のことはない、かわいそうなことをしていた。さっそく、この2、3年ですっかり大きくなったコノテガシワを大きく刈り込んで、どうにか日当たりを確保した。一昨年、昨年は、ここあたりで成長がストップしていた。今年は乗り越えられるだろうか。
しかし、心配は無用のようだ。日当たりの効果だろうか、順調に成長し始めたようだ。

2月26日、多くの株が発芽してきたが、早いものは小さな蕾をつけ始めている。

3月1日、蕾も膨らみを増してきた。開花まであと一息である。

3月7日、蕾をつけた株も増えてきたが、まだ開かない
3月9日、開花した。地味だが奥ゆかしい花である。下向きで花弁の模様は見えない。以前、コノテガシワに巻き付いていた刃先のつるは、今回の刈り込みで背丈が届いていない。


久しぶりのバイモソウを、もっと長く鑑賞したかったのだが、この後2週間ほど家を離れることになり、観察はここでお終いだ。月末に戻った時には、すでに枯れてしまっていた。きっと来年もまた、顔を出してくれるだろう。
ひとつ心配なことがある。バイモソウの少し離れたところに毎年必ず生えてきていたエビネ蘭が、今年はじめて発芽しなかった。乱獲で数が少なくなっているという原生種で、これも毎年楽しみにしているのだが、やはり気候変動の影響が大きいのだろうか。しかし地下茎なので、来年はきっと回復してくれるだろうと期待している。

