2022年8月12日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト 『ある微笑』のモーツァルト~不協和音四重奏曲(1) サガンのことは良く知らないが、昔読んだ『ある微笑』は不思議に心に「引っかかった」小説である。あらすじを訳者朝吹登水子氏の解説から引用させていただく。 「“ある微笑”は、ドミニックという少女の恋物語である。人生に倦怠して […]
2022年8月5日 / 最終更新日時 : 2024年2月10日 GS クラッシック 私の好きなシューベルト3曲 その3 3.フルニエの『アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821』 ずいぶん昔のことになったが、Concert Hallというレコード・レーベルがあった。ブック・クラブのような、当時いろいろあった通販方式のひとつで、正確には覚 […]
2022年7月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック 私の好きなシューベルト3曲 その2 2.ホロビッツの弾く『即興曲 D899 作品90の3』 高校時代のある日、音楽室からとてもきれいなピアノの音楽が流れてきた。きらきらと光る星が滝のように繰り返し流れ落ちていた。誰が弾いているのだろう、覗いてみたい気持ち […]
2022年7月19日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック 私の好きなシューベルト3曲 その1 1.エルナ・ベルガーとゴイザーの『岩の上の羊飼いD.965』 モーツァルト好きの人たちでの飲み会のことだった。その日の酒の肴は、よくあることだが「孤島の1冊」ならぬ「孤島の1曲を選べ」というお題である。「電気のない孤島 […]
2022年7月12日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS ジャズ ホーギー・カーマイケルの話 ホーギー・カーマイケルという名前は、ジャズ好きの一部の人たちを除けば、さほど広くは知られていないだろう。しかし、あの「Stardust」の作曲家だと言えば、ほとんどの人は曲はよく知っているが、作曲家は知らなかったと答え […]
2022年6月29日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS ジャズ アート・ペッパー初来日公演 ……ローリーも僕も、日本で僕のレコードが売れているなんて、いい加減な話なのではないかと思っていたんだ。でも、お互いにそのことは口に出さなかった。せっかくの旅行なのに、相手にいやな思いをさせたくなかったからね。僕のレコード […]
2022年5月10日 / 最終更新日時 : 2024年5月10日 GS クラッシック リヒテルのこと ソ連の「幻のピアニスト」と言われたスビャトスラフ・リヒテルの初来日は、昭和45年の大阪万博の時である。彼の演奏するリストのピアノ協奏曲のレコードを買ったのは、そのころから発売されるようになった廉価盤であった。廉価と言っ […]
2022年5月2日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック ウィンナ・シュランメルン その6 8.落穂は拾えるか 先日ふと思いついて、ボスコフスキーのヴァンガード録音『ウィーンのボンボン』と『ウィーンのロリポップ』、『ウィーンのクリームパイ』を購入した。1950年代後半の彼が主宰する合奏団のもので、私はモーツァ […]
2022年4月24日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック ウィンナ・シュランメルン その5 7.その他ウィーンのグループの演奏 やはり90年代のビーダーマイヤー・アンサンブルやアンサンブル・ウィーンの演奏がピークだったのだろうか、2000年代に入ると新たな録音はほとんどなくなってしまった。私が聴いたのはウィー […]
2022年4月12日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック ウィンナ・シュランメルン その4 4.Ensemble Weinが続く 95年を最後に、録音活動を終えたビーダーマイヤー・アンサンブル・ウィーンの後を継いだ形になったのが、パウル・グッゲンベルガーが主宰したアンサンブル・ウィーンである。グッゲンベルガー […]