2022年3月14日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック ウィンナ・シュランメルン その2 2.ウィーン・フィル メンバーの演奏登場 やはり本命はウィーン・フィルハーモニー、あるいはウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーによって編成されたグループによるものだろう。 ウィーン・フィルの演奏は、次第にかつてのウィ […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック ウィンナ・シュランメルン その1 1.シュランメル・スタイルの演奏 ウィンナ・ワルツを聴くのが好きだが、毎年年始に放映されるニューイヤー・コンサート、これはどうも苦手である。気恥ずかしいものがある。とうてい全部通して観ることができない。ハプスブルクの趣 […]
2022年2月28日 / 最終更新日時 : 2022年2月28日 GS 演奏会 「えつこの部屋」の思い出 友人のナガミネ君から連絡をもらった。もう十年以上も前のことである。中学時代の同級生「えっちゃん」が音大の教授になって、今は二期会のコレペティをやっている、久しぶりに食事でもしないか? 」久しぶりどころか、中学卒業以来で […]
2022年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 萩原葉子『父・萩原朔太郎』その2 2. 三好達治のこと 「晩年の父」に続き「幼いころの日々」というエッセーが収録されている。さすがに著者の筆は、少女のものではなく、文章家のものに近づいているように思われる。 私はその中で三好達治が登場する、次の場面が大 […]
2022年2月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 萩原葉子『父・萩原朔太郎』 その1 1. 少女のまなざし 父親を描き出す娘のまなざしは優しくも残酷である。身も心も崩壊寸前だった晩年の詩人の姿は衝撃的なものであった。下手な字ながら上機嫌で「広瀬川白く流れたり」と色紙をしたためる姿。日本的なものへの回帰と […]
2022年2月1日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS 文学・小説 長野まゆみの『夏帽子』 食べられる石「水晶石榴」、吾亦紅に人魚の鱗を差し込んで火をつければ赤くともる提灯、海水を汲む北斗七星、北極圏で採取した氷河のかけらの中に顕微鏡で観察できる微生物氷河星〔ポーラースター〕、白檜曾に吊るして晒す瑠璃色の電球 […]
2022年1月28日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS 文学・小説 杜甫の詩 聨拳って何? 岩波新書の吉川幸次郎・三好達治共著『新唐詩選』、その中に杜甫の次の詩がある。杜甫詩集や名詩選がめったに取り上げない作である。横書きをお許しいただきたい。 江月去人只數尺 江月は人を去ること只数尺 風燈照夜 […]
2022年1月24日 / 最終更新日時 : 2024年3月13日 GS クラッシック マイケル・レビンの思い出 初めて買ったレコードがたまたまマイケル・レビンの演奏したものだった。小学校の授業で聴いたチゴイネル・ワイゼンに大興奮し、親にねだって買ってもらったものである。45回転のEP盤だった。若い人は知らないかも知れないが、いわ […]
2022年1月20日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック 古澤巌のモーツァルト三重奏 今のIt’s comがまだ東急ケーブル・テレビジョンだった頃である。その小ホールでモーツァルトのピアノ三重奏の演奏会があるという。ピアノは小林道夫さん、もうたまらない。当時、モーツァルトのピアノ三重奏を生で聴ける機会は […]
2022年1月18日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト チャンドラーのモーツァルト その2 細かく読み合せるといろいろ面白いことがわかるのかも知れないが、ここではモーツァルトに絡む3か所について、原文、清水訳、村上訳を比較してみた。 【原文】 “I play the piano a go […]