2024年2月29日 / 最終更新日時 : 2024年3月2日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯二月 今年はオリンピックで閏年である。閏年の二月というと、まず思い出す本がある。チェコの作家カレル・チャペックの『園芸家12カ月』である。二月の章から引用しよう。 用心しなければならない。昼間は甘言をもって灌木の芽をおびき […]
2024年2月28日 / 最終更新日時 : 2024年2月29日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その4 最後にこの『弦楽五重奏曲 変ホ長調 K.614』を非常に高く評価、というよりも、モーツァルトの全作品にあっても至上最高のものとしている二人の論評を見てみよう。アンリ・ゲオンとC・M・ガードルストーンである。ゲオンは詩人 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月7日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その3 弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614の第4楽章ロンドについて、少々詳しく見てみよう。 これは果たして「おぞましい響きのもの」(ケラー)なのか、また「ハイドン的ユーモアの脚色」(アーベルト)にすぎないものか、またあの […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年2月21日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その2 ハイドン的という評価について、手近にある何冊かの一般向け解説書にあたってみた。各々「ハイドン」について言及している箇所を引用してみよう。 ■属成啓 『モーツァルトⅢ 器楽編』〔第2楽章〕・ハイドン風の素朴な主題による歌 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その1 モーツァルトの弦楽五重奏といえば第3番ハ長調K.515、および第4番ト短調K.516が彼の全作品の中でも屈指の傑作とされるものであり、そのことに異議を唱える人はいないだろう。私も特にハ長調五重奏曲は、バリリ […]