2024年9月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月9日 GS モーツァルト モーツァルトの器楽曲の「ブッファ調」その1 1.モーツァルトの「ブッファ調」フレーズとは このメロディに聴き覚えのある人は少なくないだろうと思う。聴いてみていただきたい。 以前テレビで、お笑い芸人がひとり無人島に取り残され、狩りや魚獲りなどで1週間ほど生き抜く […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月25日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その3 前2回は少々遊びすぎてしまった。私とこの曲との“つきあい”について述べてみたい。 交響曲第40番はピアノ協奏曲第20番などの有名曲に始まり、ほとんどのモーツァルトの曲を聴き、多くの著作などを読んだり、とかなりのめり込 […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月20日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その2 アーベルトはこの曲の第1楽章「序奏」について、次のように述べている(英訳による)。 ……begins with a slow introduction, but it is one of such dimension […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月20日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その1 よく知られているように、この曲はモーツァルト自身がそれまでに書いたものの中で最高傑作と自賛する作品である。管楽器の役割を革新的に拡張したピアノ協奏曲第15番K.450、同じく第16番K.451、そしてこの曲、次いで第1 […]
2024年2月28日 / 最終更新日時 : 2024年2月29日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その4 最後にこの『弦楽五重奏曲 変ホ長調 K.614』を非常に高く評価、というよりも、モーツァルトの全作品にあっても至上最高のものとしている二人の論評を見てみよう。アンリ・ゲオンとC・M・ガードルストーンである。ゲオンは詩人 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月7日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その3 弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614の第4楽章ロンドについて、少々詳しく見てみよう。 これは果たして「おぞましい響きのもの」(ケラー)なのか、また「ハイドン的ユーモアの脚色」(アーベルト)にすぎないものか、またあの […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年2月21日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その2 ハイドン的という評価について、手近にある何冊かの一般向け解説書にあたってみた。各々「ハイドン」について言及している箇所を引用してみよう。 ■属成啓 『モーツァルトⅢ 器楽編』〔第2楽章〕・ハイドン風の素朴な主題による歌 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その1 モーツァルトの弦楽五重奏といえば第3番ハ長調K.515、および第4番ト短調K.516が彼の全作品の中でも屈指の傑作とされるものであり、そのことに異議を唱える人はいないだろう。私も特にハ長調五重奏曲は、バリリ […]
2023年7月28日 / 最終更新日時 : 2023年8月13日 GS モーツァルト ティボール・ヴァルガ モーツァルト ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261 ティボール・ヴァルガの名前を見つけた 現在演奏活動を休止しているピアニスト、浦山純子さん、この方のショパンやシューマンなどのロマン派の演奏は、最近の若手の演奏家からは聴けないものがあると思う。演奏活動に戻られる日を楽し […]
2022年11月26日 / 最終更新日時 : 2023年12月2日 GS モーツァルト モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423,K424 (2) モーツァルトの2曲はどうすばらしいか K.423ト長調を聴いてみよう。 冒頭部は一聴して、ヴァイオリンとヴィオラの役割がM.ハイドンのものとは違っているのがわかる。第2小節では、却ってヴァイオリンがリズムを切っている。 […]