2023年7月28日 / 最終更新日時 : 2023年8月13日 GS モーツァルト ティボール・ヴァルガ モーツァルト ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K.261 ティボール・ヴァルガの名前を見つけた 現在演奏活動を休止しているピアニスト、浦山純子さん、この方のショパンやシューマンなどのロマン派の演奏は、最近の若手の演奏家からは聴けないものがあると思う。演奏活動に戻られる日を楽し […]
2022年11月26日 / 最終更新日時 : 2022年12月15日 GS モーツァルト モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423,K424 (2) モーツァルトの2曲はどうすばらしいか K.423ト長調を聴いてみよう。 冒頭部は一聴して、ヴァイオリンとヴィオラの役割がM.ハイドンのものとは違っているのがわかる。第2小節では、却ってヴァイオリンがリズムを切っている。 […]
2022年11月26日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS モーツァルト モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423,K424 (1) 小林秀雄が『モオツァルト』を書き終えた数年後に、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲が好きでよく聴いている、と書いていたか言っていたか、記憶があいまいになってしまった。が、ともかく1960年ころにこの曲をよく聴いてい […]
2022年11月6日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 3 音楽泥棒第4のルートはあるか? Haupt女史の著作では、これまでにあげた3つの仮説だけである。シャーロッキアン端くれの私としては、これを放置するにしのびない。 では、それ以外の仮説というのはどういうことになるのだろ […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 2 音楽泥棒 3つのルート 前稿で見た「モーツァルトは曲を厳重に秘匿していたのに、どうして椋鳥はそのモチーフを知ることができたのか」という問題意識のもと、本書では次の3つの仮説を紹介している。 最初に、Haupt女史が尊 […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 1 椋鳥は音楽泥棒? モーツァルトの第17番のピアノ協奏曲K.453の第3楽章、この変奏曲楽章の主題、これが彼が街で耳にした椋鳥が囀った歌とうりふたつである。モーツァルトはこの椋鳥を買い求め、その囀りを書き残している。しか […]
2022年9月10日 / 最終更新日時 : 2022年12月7日 GS モーツァルト カスパー・ダ・サーロ四重奏団?~不協和音四重奏曲(4) 最近はすっかり見かけなくなったが、以前は地下鉄の通路などでよくCDラックを並べて歌謡曲、ジャズ、クラシック、何でもありの販売をやっていたものである。私は「道ばたCD」と呼んでいた。ほとんどは著作権切れの編集ものなのだが […]
2022年9月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト ふたつのアンダンテ~不協和音四重奏曲(3) 前から気になっていたのだが、モーツァルトは不協和音の四重奏曲K.465の完成後、あのニ短調のピアノ協奏曲K.466をはさんだ2か月後に、K.467のハ長調ピアノ協奏曲を作曲しているのである。モーツァルトとしては珍しく近 […]
2022年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト 小林秀雄の『モオツァルト』~不協和音四重奏曲(2) 音楽を論ずることと、音楽を語ることは全く別のこと別種の仕事である。前者は頭、後者は耳の問題だ。 一体小林秀雄は『モオツァルト』で本当にその音楽について語っていたかどうか、疑問に感じた人も多いことだろう。取り上げられた […]
2022年8月12日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト 『ある微笑』のモーツァルト~不協和音四重奏曲(1) サガンのことは良く知らないが、昔読んだ『ある微笑』は不思議に心に「引っかかった」小説である。あらすじを訳者朝吹登水子氏の解説から引用させていただく。 「“ある微笑”は、ドミニックという少女の恋物語である。人生に倦怠して […]