2024年3月20日 / 最終更新日時 : 2024年3月27日 GS 花の話 冬の庭、春へ ■ 日本水仙 調べてみたら1961年とのこと、もう60年以上も前のことになる。『日本の花』シリーズという記念切手が発行されたのだが、その最初、一月の花が水仙だった。当時小学生だった私が初めて買った記念切手がこれだった。 […]
2024年3月18日 / 最終更新日時 : 2024年3月19日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯三月 毎年二月末になると、昨年仕舞った雛人形を取り出す。孫娘のためである。娘が家が狭いと言って、我が家を物置きにしているためだ。 このお雛さんが我が家に来てからもう四十年になる。妻の実家から娘の誕生祝いにもらった一段飾りの木 […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月25日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その3 前2回は少々遊びすぎてしまった。私とこの曲との“つきあい”について述べてみたい。 交響曲第40番はピアノ協奏曲第20番などの有名曲に始まり、ほとんどのモーツァルトの曲を聴き、多くの著作などを読んだり、とかなりのめり込 […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月20日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その2 アーベルトはこの曲の第1楽章「序奏」について、次のように述べている(英訳による)。 ……begins with a slow introduction, but it is one of such dimension […]
2024年3月16日 / 最終更新日時 : 2024年3月20日 GS モーツァルト モーツァルト ピアノ・オーボエ・クラリネット・ホルンおよびファゴットによる五重奏曲 変ホ長調 K.452 その1 よく知られているように、この曲はモーツァルト自身がそれまでに書いたものの中で最高傑作と自賛する作品である。管楽器の役割を革新的に拡張したピアノ協奏曲第15番K.450、同じく第16番K.451、そしてこの曲、次いで第1 […]
2024年2月29日 / 最終更新日時 : 2024年3月2日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯二月 今年はオリンピックで閏年である。閏年の二月というと、まず思い出す本がある。チェコの作家カレル・チャペックの『園芸家12カ月』である。二月の章から引用しよう。 用心しなければならない。昼間は甘言をもって灌木の芽をおびき […]
2024年2月28日 / 最終更新日時 : 2024年2月29日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その4 最後にこの『弦楽五重奏曲 変ホ長調 K.614』を非常に高く評価、というよりも、モーツァルトの全作品にあっても至上最高のものとしている二人の論評を見てみよう。アンリ・ゲオンとC・M・ガードルストーンである。ゲオンは詩人 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月7日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その3 弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614の第4楽章ロンドについて、少々詳しく見てみよう。 これは果たして「おぞましい響きのもの」(ケラー)なのか、また「ハイドン的ユーモアの脚色」(アーベルト)にすぎないものか、またあの […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年2月21日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その2 ハイドン的という評価について、手近にある何冊かの一般向け解説書にあたってみた。各々「ハイドン」について言及している箇所を引用してみよう。 ■属成啓 『モーツァルトⅢ 器楽編』〔第2楽章〕・ハイドン風の素朴な主題による歌 […]
2024年2月21日 / 最終更新日時 : 2024年3月1日 GS モーツァルト モーツァルト 弦楽五重奏曲 第6番 変ホ長調 K.614 その1 モーツァルトの弦楽五重奏といえば第3番ハ長調K.515、および第4番ト短調K.516が彼の全作品の中でも屈指の傑作とされるものであり、そのことに異議を唱える人はいないだろう。私も特にハ長調五重奏曲は、バリリ […]