2022年11月26日 / 最終更新日時 : 2023年12月2日 GS モーツァルト モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423,K424 (2) モーツァルトの2曲はどうすばらしいか K.423ト長調を聴いてみよう。 冒頭部は一聴して、ヴァイオリンとヴィオラの役割がM.ハイドンのものとは違っているのがわかる。第2小節では、却ってヴァイオリンがリズムを切っている。 […]
2022年11月26日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS モーツァルト モーツァルト ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲K.423,K424 (1) 小林秀雄が『モオツァルト』を書き終えた数年後に、ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲が好きでよく聴いている、と書いていたか言っていたか、記憶があいまいになってしまった。が、ともかく1960年ころにこの曲をよく聴いてい […]
2022年11月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS 与太話 ぼさぎく その後のその後 JAの直売店まで「ぼさぎく」さがしに出掛けた。 あった、ラックの一番下のポットトレイの片隅に、ふたつだけ残っている。黄色と紫である。名札は「ぼさ菊」である。が、少々しおれかかっている。 「白のぼさ菊はありませんか」 […]
2022年11月6日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 3 音楽泥棒第4のルートはあるか? Haupt女史の著作では、これまでにあげた3つの仮説だけである。シャーロッキアン端くれの私としては、これを放置するにしのびない。 では、それ以外の仮説というのはどういうことになるのだろ […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 2 音楽泥棒 3つのルート 前稿で見た「モーツァルトは曲を厳重に秘匿していたのに、どうして椋鳥はそのモチーフを知ることができたのか」という問題意識のもと、本書では次の3つの仮説を紹介している。 最初に、Haupt女史が尊 […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 1 椋鳥は音楽泥棒? モーツァルトの第17番のピアノ協奏曲K.453の第3楽章、この変奏曲楽章の主題、これが彼が街で耳にした椋鳥が囀った歌とうりふたつである。モーツァルトはこの椋鳥を買い求め、その囀りを書き残している。しか […]
2022年10月29日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS 与太話 ぼさぎく、その後 『鶉衣』の菊に触れたついでに、我が家の「ぼさぎく」を枯らしてしまった話を書いたが、先日、近所のホームセンターに新しいものを探しに出かけた。2店みてみたが、それらしきものはない。最後にフラワーセンターに行ってみたが、ある […]
2022年10月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月28日 GS 鳥の話 内田清之助 『野鳥物語』 椋鳥と雀の話 先日、インターネットの古書店でなつかしい本に出合った。内田清之助の文庫本『野鳥物語』だ。内田清之助という人は、東京大学教授で大学時代には夏目漱石の英文学の講義も受けたそうだ。中西悟堂とともに日本野鳥の会を […]
2022年10月21日 / 最終更新日時 : 2022年12月3日 GS 文学・小説 梶井基次郎 『城のある町にて』 伊勢に家族旅行をすることになった。インテリの上司から「松坂城址に本居宣長の鈴屋が残っており、彼が著作をした机がある。こんな小さな机で学んでいたのか、ときっと感動するから」と訪れるようアドバイスをもらった。もう二十数年前 […]
2022年9月28日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS 文学・小説 『鶉衣』の「問菊辞」 ここ二年ほど、秋に家族の不幸などがつづき、鉢植えの菊をすっかり弱らせてしまった。今年の春先から水やり、施肥などの世話をしたのだが、夏の猛暑でとうとう枯らしてしまった。やはり普段の手入れが雑だったためだったのだろう。かわ […]