おわび

 前記事「毎月のうた 五月」の最後に、鯉のぼりの俳句として

  鯉のぼり数えるほどの過疎の町
  鯉のぼり見かけぬ街よ時代なり

の二句を引用いたしました。これはパソコンのブラウザーに付属するCopilptという、AIエンジンを使った検索を利用したものです。質問は「鯉のぼりを歌った有名な短歌や俳句を教えて」で、その時のCopilptの答えは、

♯Copilot
もちろんです!こいのぼりに関連する俳句をいくつか紹介しますね。こいのぼりは、端午の節句に飾られることで「子どもたちが健やかに元気に育ち、将来立派に活躍できますように」という願いを込められます。さらに、こいのぼりを飾ることで神様に子どもが生まれたことをお知らせし、守ってもらえるよう目印にしたとも言い伝えられています。以下は、こいのぼりに関連する俳句の一部です:

  • 青空の 向こうに見える 鯉のぼり
    • お天気が良い日に、青い空に向こう側に見えるこいのぼりの姿を詠んだ句です。
  • 鯉のぼり 数えるほどの 過疎の町
    • 人口が流出し、社会生活が困難な状態の町で、こいのぼりを飾る世帯が少なくなっている様子を切なく詠んだ句です。
  • 鯉のぼり 項垂れたまま 雨の中
    • 雨の日に重く垂れ下がったこいのぼりの姿を表現した句です。
  • 星空へ 月を探しに 鯉のぼり
    • 夜の時間帯に泳ぐ鯉のぼりの姿を詠んだ句です。
  • 家族みな 同じ向きして こいのぼり
    • 「こいのぼり」の歌にあるように、真鯉や緋鯉のこいのぼりの家族が皆、同じ向きに並んでいることを表現した句です。
  • こいのぼり 待ってましたと 泳ぎだす
    • 風を待ちながら元気に泳ぐこいのぼりの姿を詠んだ句です。
  • 鯉のぼり 一番はしゃぐ お父さん
    • 大きなお父さん鯉のぼりが元気に泳ぐ姿をユーモアを込めて詠んだ句です。
  • 鯉のぼり 見かけぬ街よ 時代なり
    • 街中で鯉のぼりを見なくなったことを悲しむ句です。
  • こいのぼり かぜをすいこみ およいでる
    • 大きな口を開けて風を受けながら泳ぐこいのぼりの姿を表現した句です。
  • 雨風に 負けぬ力の 鯉のぼり
    • 雨や風にも負けない鯉のぼりの力強さを詠んだ句です。
      これらの俳句は、こいのぼりの象徴的な存在や季節感を美しく表現しています。
      どれも素晴らしい詠み手たちによる作品ですね。もしさらに詳細な俳句を知りたい場合はお知らせください!

というものでした。その中から鯉のぼりが下火になってきたことを詠んだ句を引用したものです。

 その後、冒頭の句を「普通の検索」に入れてみたところ、次の「俳句の教室」というサイトに記載されているものでした。その

【鯉のぼりの俳句 30選】端午の節句の象徴的な存在!!おすすめの俳句ネタ例を紹介

    https://haiku-textbook.com/koinobori/

という記事の最初の1ページの10句を、解説ごと「まるうつし」したものでした。再度同じ操作を行ったところ、最後に参照したサイトのアドレスが表示されていましたが、この回答文からは、そのような「まるうつし」ものだとは判断できず、そのまま使用してしまいました。

 無断引用になったことに対し、「俳句の教室」主宰の方にお詫びいたします。

 このようなものを無条件に使うことの怖さ、それは犯罪的行為に手をかしてしまうことになるということです。AI開発で著作権の問題が議論されていますが、使う我々も、さらに厳密な対応をしていかなければならないと感じた次第です。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

文学・小説

前の記事

毎月のうた⋯⋯五月
文学・小説

次の記事

毎月のうた⋯⋯六月