早淵川の鳥たち その後
’25年夏の残留鳥
カワセミ
あれほど早淵川をにぎわせていた鳥たちは、夏の猛暑にすっかり姿を消してしまった。渡ったり、高地や北に移動したのだろう。そのような中ずっと留まってくれたのは、カワセミとカルガモだった。
5月、SU氏との打ち合わせで横浜に向かうことになった。体調のリハビリもかねて早淵川をセンター南に歩いて向かった。4キロメートルほどである。途中対岸にカワセミ発見、何と、繰り返しダイブしている。距離が遠いがカメラに収めた。カワセミのダイブは流線形で音はあまりしないものと思っていたが、ドボンとかなり大きな音を立てる。小魚を捕えているようだ。
ダイブが10分ほど続いた後、羽繕いをずっと行っていた。残念ながら、待ち合わせに遅刻しそうである。本日はここまでで諦めることにした。カメラも小型で距離も遠いが、どうにかダイブの様子が分かる動画をとることができた。

昨年から今年にかけて足を痛めたため、そのリハビリを兼ねて、川渕川のほとりをよく歩いた。歩くたびにカワセミに会うことができるようになった。
コサギと同じ枝に留まっていたり、目の前でホバリングし、かなりの高さからダイブしたり、いろいろなショーを見せてくれた。
カルガモの雛が孵った
留鳥のカルガモは、数は減っているものの真夏の早淵川でも見ることができる。昨年5月末、水草の茂みの上に巣くったカルガモに、めでたく4羽の雛が孵った。この鄙の大きさから見て、孵化して10日ほどは過ぎているのかもしれない。実にかわいい。テレビでよく見るカルガモ親子の引っ越しなが見れれば、と思うのだが、この川の両岸が切り立っているため、引っ越しはなさそうだ。

10月にあのカルガモ親子を見つけた。4羽の雛も無事育っており、もうコガモほどの大きさになっている。カラスも多く無事に育つかどうか心配したが、これでもう襲われることはないだろう。
そろそろ秋だが……
アオサギ

アオサギは留鳥だと思うが、早淵川の真夏では姿を見ることができない。まして昨年の9月は猛烈な暑さだ、きっといいつまでも山籠もりを止められないだろうと思っていたが、中旬には早くも戻って来てくれた。他のサギの仲間はまだである。
今回は何と、川沿いに立つマンションの屋上に2羽揃って川面を見下ろしている。アオサギがこんなところに立っているのを見ることはめったにない。ひょっとしたら、ここに巣でもつくっているのだろうか、繁殖期ではないはずだが。
これは今年に入ってのアオサギ。2月雪の舞う中、全く動かずじっと立っている。アオサギの姿はいつもそうなのだが、今日は特に悲壮感が漂っている。いくら羽毛をまとっていても、寒いに違いない。

新参の仲間たち
先日朝日新聞が、高階鳥類研究所の皇居での鳥類調査結果を報じていた。’24年には上位に入っていないヒヨドリが、’25年でトップに躍り出ているのだ。きっと気候変動の影響で鳥の分布域などが大きく変わっているのだろう。昨年末から今年にかけての我が家でも、ヒヨドリの大群が襲来した。蠟梅はかなり食い荒らされ、その周りを中心に庭中がヒヨドリの黒い糞だらけであった。
早淵川の鳥たちにも、顔ぶれに変化が見える。
これは最初まったく分からなかったのだが、どうも調べてみると、イソシギらしい。海岸だけではなく川の上流まで姿を現すことがあるらしいのだが、間違っているかもしれない。昨年の9月である。その後、イソシギらしきものは全く見てない。

またこれも河口近くにいる鳥だが、おそらくイソヒヨドリだ。惜しいことに逆光のため、おぼろげな姿しか捉えることはできなかった。中の小くらいの大きさだが、鳴き声に特徴がある。囀り上手である。

また今年に入って、昨年までいなかったゴイサギを見かけるようになった。夕方から夜にかけて活動するゴイサギだが、ここでは昼間からである。ペンギンっぽい、愛嬌があると言ったらいいのか、やや滑稽な姿である。

またこれは数日後、場所は違っているがどうも同じ個体らしい。定住するつもりだろうか。

また初めて見る鳥ではないが、今年はキセキレイをよく見かけるようになった。昨年までは、本当に稀にしか目にしなかった。上流の渓谷にいるらしいが、時折見かけるようになってきた。何が変化したのだろう。
今年はどんな鳥にあえるだろうか
年があけて、コガモ、カワウなど、いつものメンバーが戻って来ているが、ちょっと遅めの感がある。また、一時見られないなっていたスズメの群れも戻ってきつつある。
気候の乱高下に鳥たちも迷っているのかも知れないが、見たことのない珍しい鳥にであうのもまた楽しみである。

