2024年9月30日 / 最終更新日時 : 2024年9月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯九月 秋が短くなったとか、無くなってしまうのではという事を時々聞くようになった。今年の夏は確かに、そう思わせる異常さだった。近年の四季感が変わっているのではないか。私が住む横浜で実感する四季分けである。梅雨も一つの季とせざる […]
2024年9月16日 / 最終更新日時 : 2024年9月19日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その2-変ロ長調系統 2.木管楽器のためのディベルティメント 変ロ長調 K.186(159b) モーツァルトの変ロ長調器楽曲に「ブッファ調」フレーズが出現するのは、木管楽器のためのディベルティメントK.186(159b)を嚆矢とする。同じ編 […]
2024年9月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月16日 GS モーツァルト モーツァルト器楽曲の「ブッファ調」その1 1.モーツァルトの「ブッファ調」フレーズとは このメロディに聴き覚えのある人は少なくないだろうと思う。聴いてみていただきたい。 以前テレビで、お笑い芸人がひとり無人島に取り残され、狩りや魚獲りなどで1週間ほど生き抜く […]
2024年8月30日 / 最終更新日時 : 2024年8月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯八月 節気というのは旧暦、新暦に関係ないので、昔もこの時期が立秋のはずだ。昔は果たして本当に秋が来ていたのだろうか。今年も猛暑である。九月まで暑さが続くとの予報も出されている。ひょっとすると、このままもう日本の秋は無くなって […]
2024年7月24日 / 最終更新日時 : 2024年8月13日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯七月 歳時記的なものを作る人にとって、七月はなかなか難しい月ではないかと思う。二十日あたりまでは梅雨、それ以降はもう八月といっていいような真夏である。風物詩になりそうな趣きのあるものもない。三好達治、大岡信ともに、七月には少 […]
2024年6月29日 / 最終更新日時 : 2024年9月22日 GS 文学・小説 三島由紀夫の『仙洞御所』 もう随分前のことになったが『古美術読本 庭園』という文庫本を読み、その中の一篇、三島由紀夫の「仙洞御所」に衝撃的な感銘を受けた。同書は、その他に志賀直哉「竜安寺の庭」、井上靖「桂離宮」、大佛次郎「修学院離宮」をはじめ、 […]
2024年6月26日 / 最終更新日時 : 2024年6月26日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯六月 水中花と言つて夏の夜店に子供達に売る品がある。木のうすいうすい削片を細く圧搾してつくつたものだ。そのままでは何の変哲もないのだが、一度水中に投ずればそれは赤、青、紫、色うつくしいさまの花の姿にひらいて、哀れに華やいでコッ […]
2024年5月31日 / 最終更新日時 : 2024年5月31日 GS 情報 おわび 前記事「毎月のうた 五月」の最後に、鯉のぼりの俳句として 鯉のぼり数えるほどの過疎の町 鯉のぼり見かけぬ街よ時代なり の二句を引用いたしました。これはパソコンのブラウザーに付属するCopilptという、AIエンジ […]
2024年5月21日 / 最終更新日時 : 2024年5月22日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯五月 「五月の朝の新緑と薫風は私の生活を貴族にする」 (『月に吠える』「雲雀料理」端書より) これが、あの『月に吠える』の中にあることが不思議なほど美しい、最高の五月賛だ。 今年は桜のあと、いっせいに草 […]
2024年4月30日 / 最終更新日時 : 2024年4月30日 GS 文学・小説 毎月のうた⋯⋯四月 入学などの人事を除けば、日本人にとって四月はすなわち桜だ。それしかない。近年温暖化の影響か、桜は三月のものになっていたが、今年は四月に戻ってきた。連日、テレビのニュースでは、トップで桜開花を待ち受けている。大さわぎだ。 […]