2022年10月21日 / 最終更新日時 : 2022年12月3日 GS 文学・小説 梶井基次郎 『城のある町にて』 伊勢に家族旅行をすることになった。インテリの上司から「松坂城址に本居宣長の鈴屋が残っており、彼が著作をした机がある。こんな小さな机で学んでいたのか、ときっと感動するから」と訪れるようアドバイスをもらった。もう二十数年前 […]
2022年9月28日 / 最終更新日時 : 2025年4月27日 GS 文学・小説 『鶉衣』の「問菊辞」 ここ二年ほど、秋に家族の不幸などがつづき、鉢植えの菊をすっかり弱らせてしまった。今年の春先から水やり、施肥などの世話をしたのだが、夏の猛暑でとうとう枯らしてしまった。やはり普段の手入れが雑だったためだったのだろう。かわ […]
2022年9月17日 / 最終更新日時 : 2024年5月3日 GS クラッシック ジョルジュ・シフラのグリーグ『ピアノ協奏曲』 私の中学生時代、まわりの友人たちに音楽好きが多く、本格的に音楽に目覚めることになった。金持ちの家はいわゆるコンソール型ステレオなるものを、家具のように居間に据えていたものだが、私の家はやっと蓄音機で、ドーナツ盤やせいぜ […]
2022年9月14日 / 最終更新日時 : 2022年12月29日 GS 文学・小説 『鳥の手帖』 松島と象潟、『おくのほそ道』表裏を代表する「美」の象徴の地である。松島では芭蕉は句を残さず、曾良が 松島や鶴に身をかれほゝとぎす 曾良 と詠んでいる。一方象潟では、芭蕉も 象潟や雨に西施がねぶの花 という巻中 […]
2022年9月10日 / 最終更新日時 : 2022年12月7日 GS モーツァルト カスパー・ダ・サーロ四重奏団?~不協和音四重奏曲(4) 最近はすっかり見かけなくなったが、以前は地下鉄の通路などでよくCDラックを並べて歌謡曲、ジャズ、クラシック、何でもありの販売をやっていたものである。私は「道ばたCD」と呼んでいた。ほとんどは著作権切れの編集ものなのだが […]
2022年9月10日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト ふたつのアンダンテ~不協和音四重奏曲(3) 前から気になっていたのだが、モーツァルトは不協和音の四重奏曲K.465の完成後、あのニ短調のピアノ協奏曲K.466をはさんだ2か月後に、K.467のハ長調ピアノ協奏曲を作曲しているのである。モーツァルトとしては珍しく近 […]
2022年8月30日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト 小林秀雄の『モオツァルト』~不協和音四重奏曲(2) 音楽を論ずることと、音楽を語ることは全く別のこと別種の仕事である。前者は頭、後者は耳の問題だ。 一体小林秀雄は『モオツァルト』で本当にその音楽について語っていたかどうか、疑問に感じた人も多いことだろう。取り上げられた […]
2022年8月12日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS モーツァルト 『ある微笑』のモーツァルト~不協和音四重奏曲(1) サガンのことは良く知らないが、昔読んだ『ある微笑』は不思議に心に「引っかかった」小説である。あらすじを訳者朝吹登水子氏の解説から引用させていただく。 「“ある微笑”は、ドミニックという少女の恋物語である。人生に倦怠して […]
2022年8月5日 / 最終更新日時 : 2025年7月22日 GS クラッシック 私の好きなシューベルト3曲 その3 3.フルニエの『アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821』 ずいぶん昔のことになったが、Concert Hallというレコード・レーベルがあった。ブック・クラブのような、当時いろいろあった通販方式のひとつで、正確には覚 […]
2022年7月26日 / 最終更新日時 : 2022年9月25日 GS クラッシック 私の好きなシューベルト3曲 その2 2.ホロビッツの弾く『即興曲 D899 作品90の3』 高校時代のある日、音楽室からとてもきれいなピアノの音楽が流れてきた。きらきらと光る星が滝のように繰り返し流れ落ちていた。誰が弾いているのだろう、覗いてみたい気持ち […]