2023年12月21日 / 最終更新日時 : 2024年1月3日 GS 花の話 素心蠟梅とヒヨドリ ロウバイか蠟梅かで迷ったが、花の姿を言い切っている漢字で記すことにした。 中学時代、父が黒蠟梅を植えようとして植木屋に依頼したが、探し切れない。黒色蠟梅は、蠟梅とは違う種で、南国では手に入らないとのことだった。結局普 […]
2022年11月6日 / 最終更新日時 : 2022年11月26日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 3 音楽泥棒第4のルートはあるか? Haupt女史の著作では、これまでにあげた3つの仮説だけである。シャーロッキアン端くれの私としては、これを放置するにしのびない。 では、それ以外の仮説というのはどういうことになるのだろ […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 2 音楽泥棒 3つのルート 前稿で見た「モーツァルトは曲を厳重に秘匿していたのに、どうして椋鳥はそのモチーフを知ることができたのか」という問題意識のもと、本書では次の3つの仮説を紹介している。 最初に、Haupt女史が尊 […]
2022年11月4日 / 最終更新日時 : 2024年2月5日 GS モーツァルト Lynda Lynn Haupt: MOZART’S STARLING 1 椋鳥は音楽泥棒? モーツァルトの第17番のピアノ協奏曲K.453の第3楽章、この変奏曲楽章の主題、これが彼が街で耳にした椋鳥が囀った歌とうりふたつである。モーツァルトはこの椋鳥を買い求め、その囀りを書き残している。しか […]
2022年10月27日 / 最終更新日時 : 2022年10月28日 GS 鳥の話 内田清之助 『野鳥物語』 椋鳥と雀の話 先日、インターネットの古書店でなつかしい本に出合った。内田清之助の文庫本『野鳥物語』だ。内田清之助という人は、東京大学教授で大学時代には夏目漱石の英文学の講義も受けたそうだ。中西悟堂とともに日本野鳥の会を […]
2022年9月14日 / 最終更新日時 : 2022年12月29日 GS 文学・小説 『鳥の手帖』 松島と象潟、『おくのほそ道』表裏を代表する「美」の象徴の地である。松島では芭蕉は句を残さず、曾良が 松島や鶴に身をかれほゝとぎす 曾良 と詠んでいる。一方象潟では、芭蕉も 象潟や雨に西施がねぶの花 という巻中 […]
2022年1月28日 / 最終更新日時 : 2022年11月4日 GS 文学・小説 杜甫の詩 聨拳って何? 岩波新書の吉川幸次郎・三好達治共著『新唐詩選』、その中に杜甫の次の詩がある。杜甫詩集や名詩選がめったに取り上げない作である。横書きをお許しいただきたい。 江月去人只數尺 江月は人を去ること只数尺 風燈照夜 […]